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ArtistsKunitachi Shashin-kan

2025.05.17 sat – 06.01 sun

下道 基行

2001年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。2003年東京綜合写真専門学校研究科中退。砲台や戦闘機の格納庫など日本各地に残る軍事施設跡を4年間かけて調査・撮影し、出版もされた「戦争のかたち」シリーズ(2001-2005)や、アメリカ・台湾・ロシア・韓国など日本の植民地時代の遺構として残る鳥居を撮影した代表的なシリーズ「torii」(2006-2012)など、旅やフィールドワークをベースにした制作活動で知られる。彼の作品は、風景のドキュメントでも、歴史的な事実のアーカイブでもない。生活のなかに埋没して忘却されかけている物語、あるいは些細すぎて明確には意識化されない日常的な物事を、写真やイベント、インタビューなどの手法によって編集することで顕在化させ、現代の私たちにとってもいまだ地続きの出来事として「再」提示するものである。2012年に開催された光州ビエンナーレでは新人賞を受賞。

福嶋 幸平

1989年東京都生まれ。2012年横浜美術大学卒業。人々が普段接するテクノロジーとそれが生みだす環境の変化を「風景写真」として作品化。日常風景に溶け込んだテクノロジーの異質性を、地図検索エンジンを始めとした身近なテクノロジーを用いて露呈させる。主な受賞に2017年「第20回 岡本太郎現代芸術賞」入選や2017年「第6回 都美セレクション」入選、2017年「横浜美術大学学長表彰」優秀賞 等がある。