ArtistsKunitachi Shashin-kan
2025.05.17 sat – 06.01 sun



シュウゾウ・アヅチ・ガリバー
1947年滋賀県大津市生まれ。 高校在学中の1964年からハプニングなどの芸術活動を始める。立命館大学文学部哲学科在籍中にマルセル・デュシャンを知り、以後の活動に大きな影響を受ける。アーティスト集団「THE PLAY」への参加やフルクサスとの交流を経て、1990年代以降ヨーロッパを中心に作品を発表する。現在は東京を主な活動の拠点としている。1973年、最も重要な作品のひとつである<肉体契約>に着手。自分の身体を80のパーツに分け、自分の死後、契約を交わした80名にそれぞれの部位の保管を委ねることとなる。その他、身体のスケールや構造、人間の生物学的基盤(DNAなど)が示す象徴性について、パフォーマンス、彫刻、ドローイングなど様々な形態での作品を制作、発表し続けている。 主な個展として、「消息の将来」(BankART KAIKOおよびBankART Station、2022年)、「Suzo Azuchi Gulliverʼs Cinematic Illumination」(ニューヨーク近代美術館、2020年)、「シュウゾウ・アヅチ・ガリバー EX-SIGN」(滋賀県立近代美術館、2010年)など。主なグループ展に、第12回恵比寿映像祭 「時間を想像する」(東京都写真美術館、2020年)、「On a bien accroché」 (Maison Grégoire、ベルギー)、「1968年 激動の時代の芸術」(千葉市美術館、2018年)、「エクスパンデッド・シネマ再考」(東京都写真美術館、2017年)、「IN THE SHADOW OF POP」(テート・モダン、ロンドン、2016年)などがある。作品は京都国立近代美術館、東京都写真美術館、ニューヨーク近代美術館などが収蔵する。